経済 economics 2004 10 21
景気が悪い時に、景気対策のために、
減税をすることは間違いではありません。
ただし、そのままでは、財政赤字が拡大したままとなりますので、
いつかは財政赤字の解消を考える必要があります。
財政赤字解消の手段としては、「増税」か「財政支出の削減」が必要です。
「増税」では、減税した意味がなくなりますので、
「財政支出の削減」が、妥当な政策となるでしょう。
アメリカは、1980年代後半の「冷戦の終了」によって、
膨大な軍事費が必要ではなくなったのです。
そこで、大幅な軍事費の削減をしました。
これが、財政支出の削減となり、財政赤字解消に大きく貢献したのです。
(もちろん、軍事産業が不景気になるという副作用がありました)
これは、アメリカにおける財政赤字解消の成功例です。
「冷戦の終了」という歴史的な出来事がありましたが、
アメリカは、こうした経済政策によって、
「景気の回復」と「財政再建」に成功したのです。
これが、アメリカの現代史です。
アイゼンハワー Dwight David Eisenhower 2004 6 5
アイゼンハワーは、1961年1月の大統領引退の「告別演説」において、
巨大な軍事組織と軍需産業の結合(軍産複合体) のもたらす危険性に強い警告を発した。
捏造された出来事 fabricated events 2004 4 21
1964年のトンキン湾事件を機に、
議会から、ベトナム問題解決のために、
「特別権限」を与えられたジョンソン大統領は、
1965年2月から、北ベトナム爆撃(北爆)を開始しました。
しかし、1971年に、新聞に暴露された、
国防省秘密報告書「ペンタゴンペーパーズ」によれば、
トンキン湾事件は、数か月前から、
アメリカ軍と南ベトナム軍によって、
計画されたものだったのです。
さて、このようなことを書くと、反米かと思われるでしょうが、
私は、反米ではありません。友人です。
親友とは close friend 2004 5
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親友とは、友人が間違っている時は、
間違っていると言うのが、本当の親友です。
いつも、ゴマをすっている人間は、親友とは言いません。
そんな人間は、いざという時に、役に立ちません。
指導者が、誤った時に、
そういう人間は、指導者と一緒になって、オロオロするだけです。
むしろ、いつも、反対意見を言う人の方が、役立ちます。
自分とは違った視点で、物事を見ていますので、
困った時には、案外、役に立つのです。
ですから、そういう人間も、身近においておくべきです。
日頃から、うるさく言う人間は、
時には、敵にも見えるでしょう。
しかし、イエスは、敵を愛しなさいと教えたはずです。
身の回りが、すべて、
ゴマをする人間ばかりとなった時には、
「裸の王様」になっています。